東京十社のひとつ品川神社(品川区)
北品川三丁目交差点にこんもりと木々が茂った小さな森のようなエリアがある。
正面に建っている龍が彫られた立派な鳥居を見て、すぐに神社と気づけるこの場所が東京十社のひとつになっている品川神社だ。
高台に鎮座する品川神社
品川神社は歴史のある神社で境内には文化財が点在している。なかでも目を引いたのは都内で二番目に古いといわれている石造りの鳥居だった。
参道を上った先に建っていた石造りの鳥居は、神社の入り口にあった鳥居とは異なり、サイズはこぢんまりとしていて黒色をしている。風雨にさらされてきた現状を目にして、長い時を経てきた様子が伝わって風情があった。
品川神社には品川富士という明治に築造された比較的新しい富士塚がある。富士塚はいくつか見てきたけどサイズが大きいことに驚いた。
また神社が高台に位置しているので頂上はわりと高所になっている。品川の街並みをちらりと見ることができるスポットにもなっていてよかった。
神社は品川駅からだと距離があるので歩くことになるが、新馬場駅からだとすぐなのでアクセスはいい。
このあたりは旧東海道の品川宿だったエリアとなっているので、ゆっくり街あるきしてみると楽しいかもしれない。
【こぼれ話】東京十社めぐり
東京十社…東京鎮護のため准勅祭神社として定めた10の神社。
- 根津神社(文京区根津)
- 神田神社(千代田区外神田)
- 亀戸天神社(江東区亀戸)
- 白山神社(文京区白山)
- 王子神社(北区王子本町)
- 芝大神宮(港区芝大門)
- 日枝神社(千代田区永田町)
- 品川神社(品川区北品川)
- 富岡八幡宮(江東区富岡)
- 氷川神社(港区赤坂)
リーフレットによると、品川神社は次のように紹介されていた。
品川神社
御祭神 天比理乃咩命 外四柱
例大祭 六月七日に近い日曜日
文治三年(一一八七)、源頼朝が海上交通の安全と、祈願成就の守護神として、安房国洲崎明神である天比理乃咩命を勧請し、品川大明神と称した。後醍醐天皇の御世に、北条高時の臣二階堂貞藤(道蘊)が、産業の守護神として、宇賀之売命を勧請し社地を吉端岡と名付けた。文明十年六月、太田道灌が、風水害、疫病、歌謡の守護神として、素戔嗚尊を勧請し六月の天王祭が始まる。東海道品川宿の鎮守である。
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品川神社について
品川神社
(所在地 東京都品川区北品川3-7-15)
■品川神社までの距離(徒歩の場合)
・新馬場駅…約 0.122km(01分)
・品川駅…約 1.27km(15分)
観光情報についての参考サイト
■品川神社
https://shinagawajinja.tokyo/
■しながわ観光協会
https://shinagawa-kanko.or.jp/
■品川区 公式サイト
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト