東京十社のひとつ富岡八幡宮【東京都】

富岡八幡宮(江東区)

富岡八幡宮
富岡八幡宮(東京都江東区)

東京十社のひとつ「富岡八幡宮」へ参拝してきた。

訪れた日は境内で「骨董市」と「東北物産展」が行なわれていて、富岡八幡宮は大勢の人でにぎわっていた。

富岡八幡宮のようす

富岡八幡宮
富岡八幡宮の鳥居

富岡八幡宮は赤色が目立つ神社で、鳥居や社殿の赤色はとても鮮やかに映った。

神社といえば静かなところが多い。

しかし、イベントがあったため境内はにぎわっていて参拝者も大勢いて、落ち着いて参拝できる感じではなかった。

富岡八幡宮境内での骨董市

富岡八幡宮
東北物産展と骨董市(富岡八幡宮)

せっかくなので骨董市をのぞいてみたら、海外からの方も出店していた。

隣り合って出品していて境内には空きスペースがあまりなく、出店数が意外と多かった。

また、東北物産展も開催されていて、どうやらイベントが重なっている日だったようだ。

鳥居付近では太鼓を使った演技もあり、まるで小さなお祭りだった。

富岡八幡宮
富岡八幡宮の狛犬

富岡八幡宮には、黄金の神輿があったり相撲にまつわる碑があったりと、文化的価値の高いものが多くある。

それらをじっくり見たかったが、今回は人が多くてゆっくり見て回れる状況ではなく、ほとんどスルーしてしまった。

境内にはたくさんの名所があるので、次はゆっくり参拝したい。

伊能忠敬銅像
伊能忠敬銅像(富岡八幡宮)

境内で見つけた意外なものは「伊能忠敬像」だった。

伊能忠敬は、日本地図をつくった人として知られているがその人物がなぜここに? と不思議だったが、説明板を読んで理由がわかった。

伊能忠敬銅像

近代日本地図の始祖である伊能忠敬先生は、事業に成功したあと五〇歳のとき江戸に出て、当宮近くの黒江町(現在は門前仲町一丁目)に隠宅を構えていました。
約二〇〇年前の寛政十二年閏四月十九日(陽暦では一八〇〇年六月十一日)の早朝に当宮に参拝して蝦夷地(北海道)測量の旅に出かけました。
忠敬先生はこのときを含めて全部で一〇回の測量を企画しましたが、遠国に出かけた第八回までは、出発の都度必ず、内弟子と従者を率いて富岡八幡宮に参詣して、無事を祈念したのち、千住、品川宿など測量開始地点に向かって歩き出しました。当宮は伊能測量にとってたいへん御縁の深い場所であります。
伊能測量開始二〇〇年にあたり、「伊能ウォーク」、地図・測量、土地家屋調査士、伊能忠敬研究会などの関係者が中心となって、広く一般から浄財を公募して建立されました。

平成十三年十月/伊能忠敬銅像建立実行委員会

七渡神社

七渡神社
七渡神社の鳥居

富岡八幡宮を参拝した際に、印象に残ったのは七渡ななわたり神社だった。

池のほとりに社があり、富岡八幡宮の社殿から少し離れた場所となっていたので参拝者は少なく静かだった。

七渡神社
七渡神社(富岡八幡宮)

周囲は少ないながらも木々があり、池にはきれいな鯉が泳いでいて落ち着ける空間になっていた。

神社がもつ穏やかさが好きでいろんな神社を参拝するのだが、七渡神社も居心地が良くてしばらく和んでいた。

七渡神社の入口には説明板があり、次のように書かれていた。

七渡神社
御祭神 市杵島姫命
・例祭…六月十七日
・縁日…毎月第一巳の日

合 祀 粟島神社

御祭神 少彦名命
・例祭…十月十五日

七渡神社は八幡宮御創建以前よりお祀りされ八幡様の地主神として「七渡弁天さま」と尊ばれてまいりました
あわせてお祀りされる粟島神社は女性の守り神とされ二月八日には献針祭(針供養)が行なわれます

富岡八幡宮にある資料館

富岡八幡宮の境内には神社の資料館があったので見学してみた。

資料館は常時開館しているわけではなく、見学を希望する場合は社務所で受付が必要となる。

受付をすませると神職の方が資料館を開錠し、見学が終了するまで館内に常駐するという形式だった。

見学している間、待たせているような感じがして落ち着かないが、神社にまつわる品々を見ることができるので、興味がある人にはおすすめだ。

資料館は2階建てになっていて、1階は神社に奉納された品や狛犬などがあり、御神体も見ることができた。

2階は区が運営している民俗資料館に似ていて、生活用品やむかしの絵や写真などがあるが展示されていた。

富岡八幡宮にある資料館
・入館料…300円

入手した富岡八幡宮のリーフレット

富岡八幡宮
富岡八幡宮リーフレット(東京都江東区)

富岡八幡宮の御朱印をいただいたが、そのときにリーフレットとハガキもいただいた。

【こぼれ話】東京十社

東京十社めぐり
東京十社めぐりリーフレット(東京都)

東京十社…東京鎮護のため准勅祭神社として定めた10の神社。

  1. 根津神社(文京区根津)
  2. 神田神社(千代田区外神田)
  3. 亀戸天神社(江東区亀戸)
  4. 白山神社(文京区白山)
  5. 王子神社(北区王子本町)
  6. 芝大神宮(港区芝大門)
  7. 日枝神社(千代田区永田町)
  8. 品川神社(品川区北品川)
  9. 富岡八幡宮(江東区富岡)
  10. 氷川神社(港区赤坂)

リーフレットによると次のように富岡八幡宮は紹介されていた。

富岡八幡宮(深川八幡)
御祭神 応神天皇 外八柱/例大祭 八月十五日

寛永四年(一六二七)の創建以来隅田川両岸(深川・新川・箱崎)の氏子を始め、広く人々の崇敬を集めている江戸最大の八幡さまで、「深川の八幡さま」と親しまれている。
当宮の祭礼は深川八幡祭りとして江戸三大祭りのひとつに数えられ、氏子町内神輿百二十数基による勇壮な水かけ祭りが知られている。
平成三年に復活された御本社神輿は台輪幅五尺の日本一の黄金神輿である。
また江戸勧進相撲発祥の神社としても知られ、歴代横綱の名を刻した横綱力士碑がある。

関連した記事
東京十社のひとつ芝大神宮(港区)

入手した散策に便利な観光パンフレットなど

観光周遊MAP
江東区観光周遊MAPパンフレット(東京都江東区)

富岡八幡宮周辺のMAP

富岡八幡宮
(所在地 東京都江東区富岡1-20-3)

■富岡八幡宮までの距離(徒歩の場合)
・門前仲町駅…約 0.4km(05分)

観光情報についての参考サイト

富岡八幡宮
公式サイト

江東おでかけ情報局
江東区観光協会

江東区
公式サイト

GO TOKYO
東京の観光公式サイト