強い霊力をもつ新田神社(大田区)
「新田神社」には、ちょっと怖い由来がある。
新田神社は、人望のあった武将(新田義興)を祀っている。
この武将は、味方と思っていた者たちに騙されて殺されてしまうが、それ以降、祟りが出始めたため、御霊を鎮めるために新田神社が建てられたという。
神社の境内には、敵の末裔などが来ると、雨を降らし唸り声を出すという狛犬や、武将の遺骸を埋めた塚があり、塚に入ると祟られるという。
少し怖い感じがするが、祟りのある神も手厚く祀ると、強力な守護神となるという信仰からできた神社とのことだ。
新田神社の境内のようす
実際に訪れてみると、新田神社は、御神木が強い日差しを遮り、日陰をつくる、雰囲気の良いところだった。
御神木と御守り(新田神社)
御守りのひとつに、鯛の焼き物におみくじが入っている「一年安鯛御守り」というユニークなものがあった。
うなる狛犬(新田神社)
境内に伝説の狛犬がいた。
近くに説明板もあり、次のように書かれていた。
うなる「狛犬」
謀略を企てた足利基氏家臣の畠山一族の者、またその血縁者末裔が新田神社付近に来ると、きまって雨が降り、この狛犬がうなったという。
しかし、残念ながら戦災で一体が壊れてしまった。
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御塚(新田神社)
塚はフェンスで囲まれていて、一見すると雑木林に見える。
フェンスの前に説明板があり、次のように書かれていた。
「御塚」
社殿後部の御塚は、御祭神新田義興公の御遺体を埋葬した所で、直径約十五メートルの円墳である。
この中に入ると必ず祟りがあるというところから「荒山」「迷い塚」などともいう。
また、この御塚後部には昔から決して神域を越えることがない不思議な篠竹が生えており、江戸時代に平賀源内がこの篠竹で、厄除開運・邪気退散の破魔矢「矢守」を作り、広く御祭神の御神徳を仰がしめることを勧めた。
爾来、毎年正月初詣の人々に社頭で授与している。
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新田神社史跡紹介の案内板
案内板からも情報を得ることができるが、新田神社の公式サイトではアニメで紹介していたりする。
訪れる前に神社について知りたいなら、公式サイトを見てみるといいかもしれない。
入手した新田神社のリーフレット
リーフレットの「由緒」にも義興公の伝承が書かれていたので、詳しく知りたい人はリーフレットからでも確認できる。
新田神社周辺のMAP
新田神社(所在地 東京都大田区矢口1-21-23)
■新田神社へのアクセスのサンプル(徒歩の場合)
・東急多摩川線「武蔵新田駅」…約 0.316km(03分)
【こぼれ話】東急ワンデーオープンチケット
東急電鉄が販売している「東急ワンデーオープンチケット」という一日乗車券がある。
この乗車券は、東急全線が一日乗り降り自由となるので、あちこち訪れたい人にはおススメだ。
【こぼれ話】大田区の観光パンフレット
駅で入手した「ことりっぷ」。
エリアごとに分かれている観光パンフレットで、無料配布されていた。
初めて訪れる場合は、情報収集ができるので便利だ。
観光情報についての参考サイト
■新田神社
公式サイト
■武蔵新田商店会
新田神社周辺にある商店街のサイト
■OTA Navi
大田観光協会公式サイト
■東急電鉄
「おトクなきっぷ」のページに一日乗車券の情報などがある
■大田区
公式サイト