高尾山で自然を満喫してこよう(八王子市)
東京はビルが立ち並んだ味気ないところとイメージするかもしれないが、街中では思いのほか緑を見かける。
公園がちらほらあって緑をたたえ、神社やお寺の境内には大きな木が立っていたりする。
さすがにオフィス街となると緑は減るが、それでも街路樹が人々に癒しを与えている。
ところで新宿から約1時間もあれば自然ゆたかな山へ行けると言ったら驚くだろうか。
意外かもしれないが、電車にゆられること1時間くらいの距離には、ハイキングが楽しめる山が東京にはあるのだ。
高尾山のようす
高尾山はハイキングで知られる山だ。
休日になると多くの人が訪れ、ハイキングを楽しんでいる姿を見かける。
都心からも気軽に訪れることができる高尾山は、山歩きに慣れていない初心者でも利用しやすいところが人気となっている。
高尾山は599メートルとそれほど高くなく、ハイキングコースが整備されているので歩きやすい。
それに駅にはハイキングコースが描かれた無料のマップが置いてあるなど、初心者にはうれしい配慮がされている。
自然がゆたかなのはもちろん、実は富士山のビュースポットとなっていて、「関東の富士見百景」に選ばれている。
※上の写真は富士山がある方向とは別です
バードウォッチングにも最適な場所で、ハイキングコースには鳥の紹介やバードウォッチングのコツを紹介した案内板もあった。
名物も多くて、「たこ杉」はとくに有名だ。
タコのモニュメントを指すのではなく、右側の写真にある杉の木がたこ杉と呼ばれるものだ。
また山中にある高尾山薬王院も人気がある。
薬王院は天狗と縁があり、境内には天狗の像があったり大きな面が壁にかかっていたりと天狗に関係するものが多い。
山伏を天狗と見誤った説を聞くが、高尾山の自然を見ていると天狗が存在していても変ではない気がする。
ハイキングではなく、薬王院の参拝に訪れるだけの人も多い。
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天狗に会いに高尾山薬王院へ行こう
新宿駅から直接電車で行くことができるだけではなく、高尾山の中腹まではケーブルカーやリフトもある。
高尾山口駅からケーブルカーやリフトのある場所まで少し歩くが、中腹まで登山する必要がなくなるので、年配の方や小さな子どもにはありがたい交通の良さだ。
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高尾山はアクセスがいいし、食事処やおみやげ店もあってわりと充実している。
また高尾山には高尾ビジターセンターがあり、ここでは高尾山の自然のことを知ることができる。
ビジターセンターは1968年に開館と歴史は古いが、2015年にリニューアルオープンしている。新しい施設の展示物を見学するのもいいかもしれない。
入手した高尾山のリーフレットなど
駅で高尾山のマップが置いてあったが在庫切れも考えられる。
「高尾登山電鉄」のWebサイトでは『高尾山自然研究路コースマップ』がダウンロードできるので、ハイキングをするなら入手しておきたい。
高尾山(高尾山口駅)周辺のMAP
■高尾山の最寄り駅
・京王高尾線「高尾山口駅」
(例)新宿駅~高尾山口駅…約 1時間10分
■高尾山口駅から高尾山の中腹までの移動手段
・ケーブルカーまたはリフトがある
※「高尾登山電鉄」Webサイト参照
観光情報についての参考サイト
■東京都 高尾ビジターセンター
https://www.ces-net.jp/takaovc/
■山ほど遊べるTAKAO ―高尾山と周辺エリアの情報サイト―
https://www.keio-takao.jp/
→京王電鉄が運営
■高尾登山電鉄
https://www.takaotozan.co.jp/
→ケーブルカーやリフトの運行、高尾山に関する観光情報など
■八王子観光コンベンション協会
https://www.hkc.or.jp/
■八王子市 公式サイト
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/index.html
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト