建物の造形美を求めて深川東京モダン館へ(江東区)
深川東京モダン館は、2009年10月に江東区の観光と文化の拠点、つまり観光案内所として開館した施設である。
今回訪れたのは江東区の観光情報を得るためもあったが、建物が見たいというのが一番の目的だった。
深川東京モダン館のようす
江東区の観光案内所として現在活躍している深川東京モダン館の歴史は古い。
そんな歴史のある建物が残っていること自体が珍しくて、どんなものか見たいという動機で訪れた。
ぱっと見は「ちょっと古い」だけで周りの建物と比べても違和感がない造りなのに、昭和初期に竣工した年季のある建築物というから驚きだ。
戦争もくぐりぬけて残った建物にほれぼれとしてしまい、遠くまで足を運んでよかったと思った。
深川東京モダン館は観光案内所なので、もちろん観光情報も入手した。
棚に無料の観光用リーフレットが置いてあったり、少ないけどお土産品も販売している。スタッフも常駐していたので質問などがあれば対応してくれそうだ。
■深川東京モダン館の基本情報(2021年)
・開館時間…10:00~18:00(金土 ~19:00)
・休館日…月曜日、年末年始ほか
敷地内には深川東京モダン館の説明板があり、次のように紹介されていた。
旧東京市深川食堂 門前仲町一-一九-一五
江東区登録有形文化財(建造物)/国登録文化財
東京市深川食堂は、東京市が社会事業施策として、大正九年(一九二○)から順次設置した一六カ所の市設食堂のひとつです。延面積は一○六坪。関東大震災の復興事業の一環として、昭和六年(一九三一)に着工、翌七年三月に竣工しました。市設食堂とは低所得者のために安くて栄養のある食事を提供する施設のことです。一一年に閉鎖されましたが、一三年に東京市深川栄養食配給所として活動を再開、東京大空襲で被災しましたが全焼をまぬがれ、戦後部分修復して、東京都の職業斡旋施設となり、三二年には授産機能、三六年には福祉機能が追加されました。五四年に江東区へ移管され、「江東区内職補導所」と改称し、数度の名称変更を経て、平成一八年に閉鎖されるまで利用されました。
構造は二階建て鉄筋コンクリート、外壁はモルタル下地吹上仕上げ。大震災の教訓を活かし、当時の最先端技術である鉄筋コンクリートが採用されました。デザインの特徴は、明るく開放的な吹き抜け空間になっている階段室と、二階南側のスチール・サッシュ窓にあります。
震災復興の近代建造物としての稀少性が認められ、平成二○年に国登録文化財に登録されました。
平成二十一年九月/江東区教育委員会
入手した江東区の観光リーフレット
深川東京モダン館には観光ガイドやマップなど、江東区に関するリーフレットが置かれていた。
深川東京モダン館周辺のMAP
深川東京モダン館
(所在地 東京都江東区門前仲町1-19-15)
■深川東京モダン館までの距離(徒歩の場合)
・門前仲町駅…約 0.133km(01分)
・清澄白河駅…約 1.09km(13分)
観光情報についての参考サイト
■深川東京モダン館
https://www.fukagawatokyo.com/
■深川観光協会
https://www.fukagawa-kanko.com/
■江東おでかけ情報局
https://koto-kanko.jp/
→江東区の公式観光情報サイト(江東区観光協会)
■江東区 公式サイト
https://www.city.koto.lg.jp/
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト