プロジェクトの終了で運営終了となった錯覚美術館(千代田区)
今はなくなってしまった施設を紹介している「記録箱」シリーズ。
今回は東京都千代田区にあった錯覚美術館を紹介する。
かつての錯覚美術館のようす
錯覚美術館は2015年12月で閉館となった施設だ。
美術館があること自体知らなかったのだが、ひょんなことからまもなく閉館することを知る。
「錯覚」をテーマにしたおもしろそうな美術館なので、閉館する前にあわてて訪れた。
施設はそれほど広くはないが、展示物はとてもユニークだった。
人が錯覚を起こすように計算して作られたものを展示しており、展示物には錯覚が起こる仕組みを解説した文章が添えられていた。
展示物に解説付きと、視覚的にわかりやすい展示だったので大いに楽しめた。
錯覚美術館の公式サイトによると、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)「計算錯覚学の構築」プロジェクト研究活動の一環として運営していたようだ。
2011年5月にオープンし、2015年12月で運営は終了となった。
変わったテーマの美術館だったので楽しめる内容だった。閉館は惜しいが今後もこのような展示プロジェクトが行われることを期待したい。