市谷亀ヶ岡八幡宮(新宿区)
市ヶ谷駅近くで用をすませた後に、通りがけで見つけていた神社を参拝した。
市谷亀ヶ岡八幡宮のようす
見つけた神社は
歴史のある神社のようで、あまり見かけない銅製の鳥居があったり、風雨にさらされてきたような狛犬も見かけた。
境内には鳥居の説明板があり、次のように書かれていた。
新宿区指定有形文化財 建造物
市谷亀ヶ岡八幡宮の銅鳥居
・所在地…新宿区市谷八幡町十五番地
・指定年月日…昭和六十二年一月三十日
文化元年(一八○四)十二月建立の銅製明神型鳥居で、高さ四.六メートル、台石○.五五メートル、柱には、初願者・当八幡宮別当第七世智光、造立者・東圓寺現住仁龍他七名、鋳物師・西村和泉藤原政平の建造銘と、寄進者四四二名の名前や職業が陰刻されている。
「八幡宮」の額は、播磨姫路十五万石の酒井家十一代当主雅楽頭忠道の書によるもので、八の字は八幡宮の神使の鳩一対によって形成されている。
区内に現存する唯一の銅製鳥居で、意匠や鋳造技術にも優れており貴重である。
参拝後、境内を見て回ろうとしたら、たまたま結婚式が始まり、雅楽が聞こえだした。
そのためゆっくりはできなかったが、神前式のようすを少しだけ見ることができたので、ほっこりした気分になった。
あと、境内の説明板には鳥居以外の紹介文があり、それによると文化財扱いの団扇があるようだ。
どうやら市谷亀ヶ岡八幡宮には名物が多いようなので、次に訪れるときはゆっくり参拝するようにしよう。
新宿区登録有形文化財 工芸品
市谷亀ヶ岡八幡宮の軍配団扇
登録年月日…昭和六十二年一月三十日
御府内備考続編之七目録(神社部・市谷八幡宮)には「団扇一本右者太田道灌所持之品図左之通」とあり、左に軍配団扇の図が記してある。当八幡宮には右記のものとして伝えられる軍配団扇が現在も保存されている。
木製の柄に竹を編み、間に紙を挟み、表面には黒紫色で漆を塗って仕上げてあるが、文様、文字はない。
製作年代は未詳であるが、太田道灌ゆかりの軍配団扇として伝えられており、貴重である。
平成五年十一月/東京都新宿区教育委員会
市谷亀ヶ岡八幡宮周辺のMAP
市谷亀ヶ岡八幡宮
(所在地 東京都新宿区市谷八幡町15)
■市谷亀ヶ岡八幡宮までの距離(徒歩の場合)
・市ヶ谷駅…約 0.259km(03分)
観光情報についての参考サイト
■新宿区
公式サイト
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト