東京大学の総合研究博物館(文京区)
東京大学は歴史が古いため校内にいくつか名所がある。
そんな東京大学に無料で見学できる博物館があると知り、総合研究博物館を訪れた。
総合研究博物館のようす
総合研究博物館は大学の校舎を利用しており、展示内容は学術標本となっている。
入館無料で館内閲覧は自由、自分のペースでゆっくりと見学できることがよかった。
大学の博物館なのであまり期待していなかったが、はく製や骨の標本、化石など種類が豊富で展示数も多く、思いのほか楽しめた。
学術標本は個人的には興味深いものだったが、人によって好き嫌いが分かれる施設かもと思った。
ところで東京大学の博物館はほかにもあり、「インターメディアテク」へも訪れたことがある。
東京駅のすぐ近くにあるためアクセスが良く、無料で見学できるので興味がある人にはおススメだ。
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入手した総合研究博物館のチラシ
博物館には「コレクションボックス」のチラシがあり、展示物についての概要が書かれていた。
見どころが多い東京大学
大学構内にはほかにも名所があったので紹介していく。
名所① 三四郎池
三四郎池に興味をもったのは夏目漱石の小説『三四郎』を読んだからだ。
小説の池を見たくて訪れてみると、鯉が泳いでいたり、カメが甲羅干しをしているなど静かな池だった。
池の周囲は木々が茂り、日差しをさえぎっていたので涼しかったが、夏場だったので蚊がいそうだった。
池についての説明板があり、次のように書かれていた。
三四郎池(育徳園)
加賀藩主前田氏が、現在の赤門から池にかけての一帯の地を将軍家から賜ったのは、大阪の役後のこと。園池を大築造したのは寛永15年(1638)、その性、豪宕で風雅を好んだという当主前田利常のときである。かれの死後、綱紀がさらに補修して、当時江戸諸侯邸の庭園中第一と称せられた。育徳園と命名され、園中に八景、八境の勝があって、その泉水・築山・小亭等は数奇をきわめたものだといわれている。池の形が「心」という字をかたどっており、この池の正式名称は「育徳園心字池」なのだが、夏目漱石の小説「三四郎」以来、三四郎池の名で親しまれている。
名所② 赤門
東京大学に寺の入口のような門があると知り、妙なもの見たさで探したのが「赤門」。
学校の外から見ると寺の門としか思えない赤門は、やはり歴史的に貴重なもので近くの説明板には次のように書かれていた。
赤門
文政10年(西暦1827年)加賀藩主前田斉泰にとついだ11代将軍徳川家斉の息女溶姫のために建てられた朱塗りの御守殿門であり、重要文化財に指定されています。
◇
東京大学は現在も学生が通う大学だが、歴史が古いため学校内には名所が多い。
そのためか観光客らしき人の姿をあちこちで見かけ、撮影しながら校内の散策を楽しんでいるようだった。
ふつうの観光スポットのような場所となっている不思議な東京大学は、一般開放されている部分が多いので興味のある人は訪れてみるといいかも。
東京大学周辺のMAP
東京大学 本郷キャンパス
(所在地 東京都文京区本郷7-3-1)
■東京大学までの距離(徒歩の場合)
・本郷三丁目駅…約 1.03km(12分)
・東大前駅…約 0.666km(08分)
観光情報についての参考サイト
■東京大学
■文京区
公式サイト
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト