賀茂別雷神社(京都市)
京都は観光地として人気がある。
歴史が古いから名所が多く、旅行者は似たようなコースで観光するため行く先は人であふれていて落ち着かない場所が多い。
ステキな観光地だが正直人の多さにげんなりすることもあった。
しかし上賀茂神社は喧噪がなく、ゆかしい空間のある神社でゆったりと時間が流れていてほっとした。
賀茂別雷神社のようす
上賀茂神社は鳥居から境内まで距離があった。
鳥居から鳥居の間に境内へ向かう参道が延びていたが間が広場になっていた。
ほかの神社では鎮守の杜に囲まれていることが多いので珍しく感じた。
境内に到着するときれいに造られた三角形の大きな砂山が目に留まった。
これは
初めて見たので少し驚いたが、なんとなく店の前などに置かれている盛り塩が思い浮かんだ。
ほかに石の重しのある漬物らしきものがあったりした。
お酒の奉納がとなりにあったが、この漬物も奉納だろうか…
建物が改修中となっている場所もあったがちゃんと参拝できて御朱印もいただけた。
そして神職さんが上賀茂神社を紹介する話も聞けたので印象に残る神社だった。
境内には上賀茂神社の説明板もあって、次のように書かれていた。
山城国一ノ宮 賀茂別雷神社(上賀茂神社)
御祭神 賀茂別雷大神
御神徳
「厄除」
雷の御神威により厄を祓い、災を除き給う厄除明神として広く信仰されている。
「方除」
京都の鬼門の守り神として、方除の信仰が篤い。
主な祭典
「賀茂祭(葵祭)」 五月十五日 例祭
古く欽明天皇(六世紀)の御代より始まる。現在も皇室より勅使を御差遣になり祭が行われる。その行列は王朝絵巻を見るが如く優雅で、総勢五百名、列の長さ八百米に及ぶ。京都三大祭の一つ。
「競馬会神事」 五月五日
当神社は競馬発祥の地と言われ、堀川天皇の御代(十一世紀)より殊に盛んとなり今日まで連綿として続いている。京都市登録無形民俗文化財。
「夏越祓」 六月三十日
茅ノ輪をくぐり、人形を流して罪穢を祓い清め、無事で健康な生活を祈願する行事。
”風そよぐならの小川の夕ぐれは みそぎぞ夏のしるしなりける” 藤原家隆
と百人一首にも詠われているように、当神社の夏越祓は鎌倉時代すでに有名であった。
「からす相撲」 九月九日
神事役がからす鳴き、からすの横飛びなどして、童子が相撲をし神覧に供する珍らしい行事。京都市登録無形民俗文化財。
【こぼれ話】上賀茂神社の八咫烏みくじ
上賀茂神社には、つり目でけわしい顔をしているがずんぐり姿の愛らしい「八咫烏みくじ」がある。
あまり見ないおみくじだったことと旅の思い出として購入した。
賀茂別雷神社のリーフレット
上賀茂神社のリーフレットもいただいた。
リーフレットには神社にまつわる神話も書かれていて面白かった。
京都観光マップ09「上賀茂神社~大徳寺」
京都では駅など観光客が多い場所には、無料のMAPや観光用リーフレットが置かれていた。
土地勘のない旅行者からすると気の利いたサービスでわりと役に立った。
上賀茂神社周辺のMAP
(所在地 京都府京都市北区上賀茂本山339)
■上賀茂神社までの距離(徒歩の場合)
・地下鉄「北山駅」…約 2.10km(26分)
・地下鉄「北大路駅」…約 2.05km(25分)
■上賀茂神社までの距離(車の場合)
・京都市役所…約 6.91km(14分)
・京都府庁…約 4.86km(11分)
【こぼれ話】世界遺産「古都京都の文化財」
京都府には、世界文化遺産に登録された17カ所の文化財がある。
国宝や特別名勝といった貴重な文化財があるので旅行へ行くなら見ておきたい場所だ。
- 賀茂別雷神社 ~上賀茂神社~
(京都市北区) - 賀茂御祖神社 ~下鴨神社~
(京都市左京区) - 教王護国寺 ~東寺~
(京都市南区) - 清水寺
(京都市東山区) - 延暦寺
(京都市左京区)(滋賀県大津市坂本本町) - 醍醐寺
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(京都市右京区) - 平等院
(宇治市) - 宇治上神社
(宇治市) - 高山寺
(京都市右京区) - 西芳寺 ~苔寺~
(京都市西京区) - 天龍寺
(京都市右京区) - 鹿苑寺 ~金閣寺~
(京都市北区) - 慈照寺 ~銀閣寺~
(京都市左京区) - 龍安寺
(京都市右京区) - 本願寺 ~西本願寺~
(京都市下京区) - 二条城
(京都市中京区)
観光情報についての参考サイト
■賀茂別雷神社(上賀茂神社)
公式サイト
■京都市観光協会
公式サイト
■京都観光Navi
京都観光オフィシャルサイト
■京都府観光ガイド
京都府観光連盟公式サイト
■京都市
公式サイト
■京都府
公式サイト