ガラス張りの拝殿となってる赤城神社【東京都】

創建は古いが建物は新しすぎる赤城神社(新宿区)

赤城神社
赤城神社の鳥居(東京都新宿区)

古くからある神社と聞いて赤城神社へ参拝。

建物などは古いかな?――と、古風な趣を想像していたのだが、古いどころか斬新的な造りになっていた。

ガラス張りで丸見えの赤城神社

赤城神社
赤城神社(東京都新宿区)

赤城神社は、古くからある神社らしいので、素朴な境内をイメージしていたが、鳥居をくぐって進んでいくと、境内は改修されたようで全体的に新しくなっていた。

さらに奥へ行くと、拝殿が見えてきたが、その建物の造りに驚いた。

境内だけでなく、建物全体も改修されたようでピカピカ。そして、ガラス張りだった。

古風な趣をイメージして参拝したのだが、現状は今どきを通り越して、さらに先を行くような神社の佇まい…

想定外すぎる神社のようすに呆然としたが、これまで見たことがないユニークな神社も、また面白いと気に入った。

まるでスフィンクスを思わせる狛犬

赤城神社
スフィンクスのような狛犬(赤城神社)

拝殿のガラス張りには驚いたが、狛犬も変わっていた。

これまで参拝してきた神社では、狛犬は低い位置にあり、獅子の形をしていた。

ところが、赤城神社の狛犬は、人の頭の上を越す台に鎮座し、その姿は獅子というよりもスフィンクスみたいだった。

何だか変わりものづくしの神社で印象に残った。

赤城神社の境内のようす

赤城神社
赤城神社の境内(東京都新宿区)

都内にある神社は、敷地がないためか大体が小さい。

赤城神社もそれほど広くはなかったが、新しくてきれいに整備されていた。

また、隣りがカフェとなっているためか、平日でも人がいて利用者は多いようだ。

夜の赤城神社

赤城神社
夜の赤城神社(東京都新宿区)

通常、神社は日暮れ前に閉まってしまい、境内は真っ暗となることがある。

しかし、赤城神社の場合は、拝殿のなかで灯っている明かりがガラス越しで周りを照らしているため、問題なく歩けた。

赤城神社
赤城神社(東京都新宿区)

赤城神社は日が暮れた後に訪れても参拝者はおり、また隣りのカフェを利用する人の往来もあった。

赤城神社からみた夜の町並み

赤城神社
赤城神社からの夜景

赤城神社は、少し高台にあるため眺めがいい。

日が暮れた後だと、町並みの夜景を見ることもできた。


鳥居の近くに赤城神社についての説明板があり、次のように紹介していた。

赤城神社
お祀りしている神様
磐筒雄命いわつつおのみこと」、合殿「赤城姫命あかぎひめのみこと

後伏見帝の正安二年九月、上野国赤城山なる赤城神社の分霊を今の早稲田鶴巻町の森中に小祠を勧請。
其後百六十餘年を経て寛政元年太田道灌持資が牛込毫へ遷座。
其後大胡宮内小輔重行が神威を尊び今の地に、始めて「赤城大明神」と称えるようになった。かくて天和三年幕府は命じて江戸大社の列に加え、牛込の総鎮守となる。

赤城出世稲荷神社

赤城出世稲荷神社
赤城出世稲荷神社(東京都新宿区)

赤城神社の境内には、赤城出世稲荷神社もあったので参拝した。

こちらの神社のほうが赤城神社よりも古くから祀られているとのことだ。

赤城出世稲荷神社の稲荷さま

赤城出世稲荷神社
赤城出世稲荷神社の稲荷さま

赤城出世稲荷神社についても説明板があり、次のように紹介されていた。

赤城出世稲荷神社
ご祭神 宇迦御霊命うかのみたまのみこと保食命うけもちのみこと

創記は詳らかではありませんが、赤城神社が当地にお遷りする以前(弘治元年 1555年)から地主の神と尊ばれ鎮座。出世開運のご利益があるとして大名・公家の崇敬を受けておりました。
また穀物・食物を司る神様として、五穀豊穣、衣食住、商工業繁栄のご神徳を備えておいでです。
現在は神楽坂商店街などの商売繁盛と近隣サラリーマンの崇敬を集めております。
戦前まで5月5日の例祭日にはお神楽が奉納されていました。


赤城神社は、駅から徒歩圏内にあるため参拝しやすい。

ガラス張りの拝殿、スフィンクスを思わせる狛犬――と、なかなか斬新的な神社なので、近くへ寄ることがあれば参拝してみてもいいかも。

赤城神社周辺のMAP

赤城神社
(所在地 東京都新宿区赤城元町1-10)

■赤城神社までの距離(徒歩の場合)
・神楽坂駅…約 0.237km(02分)

・牛込神楽坂駅…約 0.615km(07分)
・江戸川橋駅…約 0.747km(09分)

観光情報についての参考サイト

赤城神社
公式サイト

新宿観光振興協会

新宿区
公式サイト

GO TOKYO
東京の観光公式サイト