木造建築物に苔の石段がすばらしい杉本寺(鎌倉市)
鎌倉といえば「鎌倉時代」と呼ばれる年代でわかる通り日本の歴史に登場する地だ。
現在では近代化で街の中に都を思わせるところはないが、古都の雰囲気が残る社寺は多い。
杉本寺は、苔の生えた石段の写真をインターネット上で見つけ、惹かれたので訪れてみた。
杉本寺のようす
雨の降る中、杉本寺を訪れた。
休日だったので人が多いことを予想していたが、雨のおかげか参拝者は少なめだった。
本堂は木造の高床式、かなり年季が入っているようで風合いがある。
本堂の中は見学が可能で御朱印をいただいている間に本堂内を見て回った。
本堂内は明かりがなく、雨も降っていたため薄暗かった。
木像がところどころにあり穏やかな表情で立っている。
木造の建物が減ってきているので、建物自体が珍しいうえに、木彫りの像を間近で見られることはかなりレアなことだ。
中はそれほど広くないのですぐに見終わったが、貴重な体験ができ印象に残った。
御朱印をいただき境内へ出ると、雨はいつの間にか上がっていた。
最後に目的だった苔の石段を見たが、思っていてよりも段数は少なく幅も狭い。
保護のため石段へは入れないようになっていたが、近くから見ることはできたので満足だった。
■杉本寺の基本情報
・開門時間…08:00~16:30
・拝観料…一般 300円
観光地とあってか鎌倉の社寺には説明板が設置されていることが多い。
杉本寺にも説明板があり、次のように紹介されていた。
杉本寺
宗派…天台宗/山号寺号…大蔵山杉本寺
建立…8世紀/開山…行基/開基…光明皇后
鎌倉幕府が成立する五〇〇年も前の奈良時代(八世紀)に、行基が開いたと伝える鎌倉最古の寺です。行基は奈良の大仏造営への貢献や貧民救済の社会事業などで知られています。
その後、光明皇后の寄進で本堂が建てられたと言われています。
本尊の十一面観音像三体は、国または市指定の重要文化財で、うち一体は行基の作とされています。
坂東三十三観音霊場の第一番札所で、八月十日の縁日は参拝者でにぎわいます。
鎌倉市
入手した杉本寺のリーフレット
入手した鎌倉関連のリーフレット
無料の観光リーフレット「江の島 鎌倉ナビ」。
旅先でこういう観光ガイドを見つけるとついつい手に取って見てしまう。
移動手段として江ノ電を使うなら「江ノ電のりおりくん」は便利かも。
東京から鎌倉へ行く場合、少しお得になるので「江の島・鎌倉フリーパス」を利用した。
杉本寺周辺のMAP
大藏山 杉本寺
(所在地 神奈川県鎌倉市二階堂903)
■杉本寺までの距離(徒歩の場合)
・鎌倉駅…約 2.01km(25分)
観光情報についての参考サイト
■坂東三十三観音
https://bandou.gr.jp/
→坂東札所霊場会
■鎌倉観光公式ガイド
https://www.trip-kamakura.com/
→鎌倉市観光協会のサイト
■鎌倉市 公式サイト
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/
■観光かながわNOW|神奈川県公式観光サイト
http://www.kanagawa-kankou.or.jp/
→神奈川県観光協会