芝東照宮(港区)
芝公園を散策していると神社があることに気づいた。
りっぱな鳥居が建っていて「東照宮」とあり、大きなイチョウも目に入ったので参拝してみた。
芝東照宮のようす
芝東照宮は芝公園のなかにある。
道路側から見ると大きな鳥居があり、東照宮と書かれた石碑も建っているから探しやすい。
芝東照宮は、入口(石碑)→狛犬→駐車場と鳥居→拝殿となっていて、階段を上ると手水舎があり、その奥が拝殿となっている。
拝殿周辺は植物に囲まれているため気持ちが良く、野鳥の姿を見かけた。
境内を散策していると、あちこちからさえずりが聞こえきて穏やかな雰囲気で居心地良かった。
芝東照宮の説明板があり次のように紹介されていた。
芝東照宮鎮座由来記
御祭神…徳川家康公
創祀沿革
当宮御祭神(御神体)は公の生前自ら駿府城に於いて祭儀をなされた寿像である元和二年四月十七日公の薧去の際 公より「像を増上寺に鎮座させ永世国家を守護なさん」と仰せられ翌年三月 現在地に社殿(安国殿)が創建された
明治以降 神仏分離令により芝東照宮となった 旧社殿は権現造りで国寶になったが先の戦火で焼失し現社殿は昭和四十四年完成する 公の御神徳による東部を鎮護する代表的なお社です 徳川家康公の思想を御遺訓から学び取ると勤勉 慎重 堪忍 自責 簡素 倹約です 以って世の中の安寧 世界の平和を希求する厭離穢土欣求浄土の御旗に託しているのです
平成六年四月十七日/芝東照宮社務所
神社の境内には見事なイチョウがある。
このイチョウは東京都指定天然記念物となっていて、歴史のある木で説明板には次のように紹介されていた。
芝東照宮のイチョウ 東京都指定天然記念物
芝東照宮は、以前は増上寺安国殿と呼ばれ、『江戸名所図会』にもその姿が見られる。明治の神仏分離によって増上寺から切り離され、東照宮となった。
このイチョウは、寛永十八年(一六四一)安国殿の再建に際し、三代将軍徳川家光が植えたものと伝えられている。
昭和五年(一九三○)に史蹟名勝天然記念物保存法に基づいて国の天然記念物第二類(地方的なもの)として指定されたが、昭和二十七年に文化財保護法が改正された時、国指定は一旦解除され、その後昭和三十一年に東京都の文化財保護条例に基づき指定し直され現在に至っている。
平成五年(一九九三)の調査では、高さ約二一.五メートル、目通り幹囲約六.五メートル、根元の周囲が約八.三メートルある。
平成十四年三月二十九日/東京都教育委員会
【おまけ】芝東照宮近くにいた猫たち
芝東照宮は芝公園内にあるが、公園ではネコを見かけた。
日向ぼっこをしていたり、木の下で紅葉を楽しんでいたりと、ネコからも人気のある公園のようだ。
◇
拝殿のとなりには社務所があり御朱印をいただくことができる。
芝東照宮は御祭神が徳川家康公、近くにある増上寺は徳川家の菩提寺と、芝公園周辺は徳川家にゆかりの場所が多い。
増上寺も芝東照宮もきれいに整備されているので散策におすすめだ。
芝東照宮周辺のMAP
芝東照宮
(所在地 東京都港区芝公園4-8-10)
■芝東照宮までの距離(徒歩の場合)
・芝公園駅…約 0.322km(04分)
・赤羽橋駅…約 0.562km(07分)
観光情報についての参考サイト
■芝東照宮
■Minato 港区を楽しもう!!
港区観光協会
■港区
公式サイト
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト