緑があってほっとする虎ノ門ヒルズのオーバル広場(港区)
東京のオフィス街にも公園や街路樹はある。
でも圧倒的に建物の数が多くて緑の空間はぽつぽつとしかない。そんなエリアで働いていると植物があるところへ行きたくなる。
歩いて行ける範囲に、公園のように植物がある場所はないか探してみたところ、オープンスペースになっている広場を見つけた。
“オープンスペースになってるオーバル広場でリフレッシュ【東京都】” の続きを読む日本の魅力を紹介
東京のオフィス街にも公園や街路樹はある。
でも圧倒的に建物の数が多くて緑の空間はぽつぽつとしかない。そんなエリアで働いていると植物があるところへ行きたくなる。
歩いて行ける範囲に、公園のように植物がある場所はないか探してみたところ、オープンスペースになっている広場を見つけた。
“オープンスペースになってるオーバル広場でリフレッシュ【東京都】” の続きを読む街あるきをしていると、いろいろなものを目にする。
興味を引いたものはあとで調べようと写真を撮るけど、撮ったあとは「忙しい」を理由にして写真整理を怠ってしまい、埋もれてしまうことが多い。
写真を整理していると、「波除獅子」のモニュメントを撮った写真を見つけた。
波除獅子は中央区の築地を街あるきしたときに見つけたモニュメントで、植え込みに獅子の頭だけが置かれている光景に衝撃を受けて写真を撮ったことを思い出した。
獅子の近くには案内板があって次のように書かれていた。
由来
この波除獅子は、世界有数の彫刻家、流政之先生の作であります。
波除獅子の命名は、この地、築地の守護神であります波除稲荷神社に由来しております。
今から四百年程前、築地一帯は、一面の海でした。慶長江戸図には、今の馬場先門あたりまで汐入を画き、八重洲海岸に舟の役所がありました。
文禄元年(一五九二年)江戸城西丸の増築にお堀の揚土を以て、日比谷入江を埋め始めたのが、江戸東南海面埋立の始まりです。
その後着々と埋立の工事が進みましたが、この築地海面だけは工事困難を極めたと言われます。堤防を築いても築いても激浪にさわられてしまうからです。
しかし、万治年間(一六六〇年頃)御神徳あらたかなる稲荷大神の御神体をお祀りして、波除の尊称を奉ってからは波風もぴたりとおさまり、工事はやすやすとすすんだとのことです。
この波除獅子が、波瀾含みの日本経済を鎮めてくれますよう祈願しております。
写真を見たことで詳細な情報を知りたくなり、ネットで調べていると意外な情報が入ってきた。残念なことに波除獅子は現在、この場所にはないようだ。
2023年7月と8月に投稿されていたネット情報によると、波除獅子は香川県に移ったとのこと。
移設の際は神社の宮司さんが神事を行い、ていねいにモニュメントを保護したあと、都内から香川県まで運ばれたそうだ。今は美術館で展示されていているらしい。
街あるきすると旅行記のために写真を撮るが、あとで調べてみるといつの間にかなくなっていることがある。どうなってしまったのかわからなくなってしまうことが多いが、波除獅子は経過を知ることができてよかった。
いつか香川県へ行くことがあれば、獅子をつくった作家の「NAGARE STUDIO 流政之美術館」を訪れて波除獅子と再会したいものだ。
波除獅子をつくった彫刻家の名前に見覚えがあると思ってデータを探ったら写真を見つけた。
新宿区に「新宿住友ビル」があって三角ビルと呼ばれている。大規模な工事が始まる前に訪れて広場の写真を撮っていた。
広場にはいくつかの彫刻があったが、そのうちの「恋弁天」と「玉ちゃん」という猫の像をつくった人物が波除獅子と同じ「流 政之」氏だった。
二つとも新しくなった「三角広場」にあるというので、近くへ行くことがあればひさしぶりに見に行こうと思う。
竹芝ふ頭といえば、離島へ行くフェリーが出港している場所だ。
大島、利島、新島など東京都に属する島々へ行くときに利用するだけのように思えるが、それだけではない。
竹芝ふ頭には小さな公園があって自由に利用できる。竹芝ふ頭は対岸のビルとレインボーブリッジを遠目に見ることができるビュースポットになっている。
“海の近くにある竹芝ふ頭公園【東京都】” の続きを読む青松寺の周辺は再開発できれいに整備されているため、機能性を重視した無機質な印象を受ける。
オフィス街なので建物が立ち並び、その中でも目立つ2つのタワービルに挟まれるように寺はある。
寺とその周辺は緑が多くてオフィス街とは思えない景観になっており、息抜きできる憩いの空間をつくっている。
それだけでなく実は珍しいものがあったりするのだ。
新橋駅近くで用事を済ませたあとに立ち寄った日比谷神社。
環二通りにある東新橋一丁目の交差点に日比谷神社は鎮座していた。