黄色に染まるイチョウ(新宿区)
東京都の木になっている「イチョウ」は都内でよく見かける。
黄葉の時期になると景色が一変し、鮮やかな黄色が映えて見る人の目を楽しませてくれる。
都内にはあちこちにイチョウの名所があり、そのうちの明治神宮外苑は祭りも開催される人気の場所だ。
明治神宮外苑のいちょう並木のようす
明治神宮外苑は黄葉のスポットとして知られている。
イチョウが黄色に色づき始めると、明治神宮外苑のイチョウ並木には多くの人が訪れるようになる。
いちょう並木は、高いイチョウの木がずらりと並んでいるため景観が良くて人気だ。
人の往来も駐車している車も増え、期間限定のアートを楽しむ人たちでにぎわう。
足しげく通っていると、緑の葉が徐々に黄色に染まっていく様子がわかって散策が楽しくなる。
さすがに雨の日だと人の数は減ってしまうが、その分ゆっくり鑑賞できる。
イチョウ並木の通りには案内板があり、次のように説明が書かれていた。
銀杏 並木
いちょう(銀杏・公孫樹)
銀杏は、現存する最も古い前世界の植物の一つです。地質学上中生代ジュラ紀(一億五千万年前、巨大な恐竜が棲息していて時代)に地球上にひろく分布し、生育していた樹種です。従って、その化石の発見は極地より南北両半球・中国・日本にまで及んでおります。氷河期の到来により、多くの地方では、銀杏樹は絶滅しましたが、温暖な気候を保ち得た中国では死滅を免れ、生育を続けて現在に至っております。
日本の銀杏は、この中国より渡来した樹種で、現在は街路樹・防火樹・庭木としてひろく植えられており、「東京都の木」ともなっております。現在では東南アジア以外ではほとんど植えられておりません。
並木の総本数は一四六本(雄木四四本・雌木一○二本)
(案内板より抜粋)
落葉したイチョウの葉は、上を歩くとすべりやすくなるため早めに清掃される。
黄葉を楽しめるのは短い期間だが、葉の色が変わっていくにつれて秋から冬の訪れがわかり季節の変化を実感する。
四季の変化に富んだ日本は間近で季節を感じることができるが、私にとってイチョウも季節もののひとつで、自然の変化を感じ取れるからお気に入りだ。
入手した「いちょう祭り」のリーフレット
神宮外苑では11月中旬~12月上旬に「いちょう祭り」が開催されている。
祭り期間中は飲食店の出店もあり、黄葉鑑賞と美味しいものを食べに来た人たちを楽しませてくれる。
都内のイチョウ
都内にはイチョウの名所があちこちにあるので、黄葉の時期に訪れてみるといいかも。
明治神宮外苑周辺のMAP
明治神宮外苑
(所在地 東京都新宿区霞ヶ丘町1-1)
■明治神宮外苑までの距離(徒歩の場合)
・信濃町駅…約 0.705km(08分)
・青山一丁目駅…約 0.722km(09分)
・国立競技場駅…約 0.824km(10分)
観光情報についての参考サイト
■新宿区
公式サイト
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト