リアルな犬の像は犬屋敷の跡（中野区）

中野には「中野サンプラザ」という目を引く建物がある。1973年に竣工された複合施設で三角という外観がおもしろい。

中野サンプラザの横に立つのが中野区役所だが、区役所の近くで犬の像を見つけた。

こんなところになぜあるのだろうと思っていたら、犬の像は史跡のひとつだった。

徳川家と関連があった犬の像

バス停「中野区役所前」の近くにある犬の像はそれぞれポーズが異なる。

喜んでいる犬、親子の犬、座っている犬、立ち姿の犬、休んでいる犬と５種類ある。

これだけだと、なぜ犬の像があるのか不明だが説明板も用意されており、次のように紹介されていた。

この付近一帯は、徳川五代将軍綱吉の時代（元禄八年＝1695年）に作られた、「犬屋敷」があったところです。
犬の像は、その歴史を語り伝えようと、東京セントラルライオンズクラブが寄贈したものです。

1991年10月　中野区

犬の像に関心をもたなければ知らなかった歴史なので意外な発見となった。

もしやと思って調べてみたところ、犬の像は「中野区認定観光資源」に認定されていた。ついでにいうと、冒頭にでてきた「中野サンプラザ」も認定されている。

中野区認定観光資源は、中野区が観光を推進することを目的に地域資源として認定を行っており、対象は旧跡・建築物・文化財などいろいろある。

中野区認定観光資源は地域に特化しているので、中野区を街あるきするときの参考にするといいかもしれない。

中野区役所敷地　※バス停近く
（所在地　東京都中野区中野4-8-1）

■中野区役所までの距離（徒歩の場合）
・中野駅…約 0.251km（03分）

■GO TOKYO
東京の観光公式サイト
https://www.gotokyo.org/jp/index.html