ねがい牛に会いに、牛天神 北野神社へ(文京区)
神社の境内で牛の石像を見たことがある人は多いはずだ。
牛の石像は「撫で牛」であることが多く、なでると病気が治る、願いがかなう、学芸が上達するなどといわれており、菅原道真公を祀っている神社で見かける。
文京区に「ねがい牛」と呼ばれている撫で牛の存在を知り、北野神社を参拝した。
牛天神 北野神社のようす
北野神社を参拝したとき、境内には菊の花が飾られており、黄色が鮮やかで癒された。
あとで調べてわかったことだが、北野神社では11月に「菊わらべまつり」が行われるようで、菊が飾られていたのはちょうどその時期に訪れたからだった。
境内には由緒が書かれた説明板があり、次のように紹介していた。
御由緒書
御社名 北野神社(牛天神)
御祭神 菅原道真公
御例祭 五月二十五日
当社は寿永三年の■ 右大将 源頼朝卿東国追討の時 此処の入江の松に船を繋ぎ和波を待つ その間夢に菅神牛に乗りて現はれ 頼朝卿に二つの幸のあらんことを告げ 武運満足の後は 必らずや社を営み報ゆべしと託し給ふ 頼朝卿夢覚めて傍を見れば 一つの岩石ありて 夢の中に菅神の乗り給ひし 牛に似たり依りて是を奇異とせしが 果して同年の秋頼家卿誕生あり 更に翌年には動かずして 平家を悉く退け国を鎮定せり その報賽として此処に 御神を勧請ありて御神領等を寄進す 因て御創立はこの年 元歴元年なり と云ふ
御末社 太田神社(芸能の神) 高木神社(五穀の神)
※■は読み取れなかった漢字
由緒から神社が古刹であることがわかる。
今は建物に囲まれたエリアに鎮座しているが高台になっているため、むかしは眺めがとてもよかったかもしれない。
貧乏神が福の神に!? 太田神社
参拝したときには気づかなかったが、北野神社の公式サイトを見ると興味深い話があった。
北野神社には末社に太田神社がある。こちらの太田神社は、「福の神になった貧乏神」の伝承があるようだ。
詳細は北野神社の公式サイトを読んでいただきたいが、御利益のある神社なので、北野神社を参拝するときは太田神社の参拝も忘れずに。
牛天神 北野神社について
北野神社
(所在地 東京都文京区春日1-5-2)
■北野神社までの距離(徒歩の場合)
・後楽園駅…約 0.657km(08分)
・飯田橋駅…約 0.832km(10分)
観光情報についての参考サイト
■牛天神 北野神社
http://ushitenjin.jp/
■文京区観光協会
http://www.b-kanko.jp/
■文京区 公式サイト
https://www.city.bunkyo.lg.jp/index.html
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト