ビルの合間に鎮座する福徳神社【東京都】

緑あふれる境内が癒やしの福徳神社(中央区)

福徳の森
福徳の森(東京都中央区)

無機質なビルが立ち並ぶオフィス街に植物が植わってて整備されたエリアが突如現れた。

公園のように思われた場所は「福徳の森」と呼ばれる施設で、イベントなどが行える多目的スペースらしい。

緑で癒やされる空間のすぐ横に福徳神社が鎮座していた。

ひっきりなしに参拝者の姿がある福徳神社

福徳神社
福徳神社(東京都中央区)

ビルに囲まれるかたちで鎮座している福徳神社はオフィス街の中にあるとは思えないくらい拝殿が立派だ。

社務所もあって御朱印や御守りなども扱っており、ひっきりなしに参拝者が訪れていた。

福徳神社
福徳神社(東京都中央区)

建物が新しかったので歴史は感じられなかったが境内にあった由緒によると、今の姿になるまでいろいろあったようだ。

福徳神社由緒

当社伝来の稲荷森塚碑文によれば、九世紀後半、当地は福徳村と呼ばれ、穀物・食物を司る稲荷神が鎮守の森に懐かれて鎮座していた。
福徳村の稲荷は往古より源義家、太田道灌ら武将の尊崇を受け、ことに最初の江戸城を築いた道灌との縁は深く、彼の神霊は当社に合祀されている。
徳川家康は天正十八年江戸入部直後に当社を参詣、二代将軍秀忠も慶長十九年参詣し、「福徳とはめでたい神号だ」と称賛し、また当時の福徳稲荷の椚の皮付き鳥居(黒木鳥居)から春の若芽が生えているのを見て「芽吹稲荷」の名を与えた。
秀忠は江戸城内の弁財天を合祀し、社地を三百三十坪と公定するなど当社を篤く尊崇した事跡が伝わっている。

その後、江戸の町の発展と度重なる火災や社家の事情などにより境内地をほとんど失い、一時は消滅の危機に瀕した。
それでも氏子有志が福徳神社の祭祀を継承してきた結果、平成二十六年秋、日本橋地域諸氏の尽力により往事の姿を彷彿とさせる境内・社殿が再興されるに至った。

福徳神社
福徳神社(東京都中央区)

オフィス街だと拝殿があるような神社は少なく、境内が狭くて窮屈なイメージがあったけど、福徳神社はとなりにある福徳の森があるためかゆとりがあるように見える。

無機質なビルに囲まれているなか、ビジネスパーソンに癒やしを与えているような神社だった。

福徳神社について

福徳神社 ~芽吹稲荷~
(所在地 東京都中央区日本橋室町2-4-14)

■福徳神社までの距離(徒歩の場合)
・三越前駅…約 0.105km(01分)
・日本橋駅…約 0.621km(07分)

観光情報についての参考サイト

■福徳神社
https://mebuki.jp/

■中央区観光協会
https://www.chuo-kanko.or.jp/

■中央区 公式サイト
https://www.city.chuo.lg.jp/

■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト