日本橋(千代田区)

浮世絵好きなら『東海道五拾三次』を知っている人は多いのでは?
また知らなくても作品を見れば「この絵か!」と見たことがある人は多いはず。
まず東海道五十三次とは、江戸時代の東海道、東京の日本橋から京都の三条までの間に設けられた53の宿場のことだ。
江戸時代の絵師・歌川広重が描いた『東海道五拾三次』という浮世絵が有名で、55枚のシリーズとなっている。
描かれた内容から当時のようすを知ることができるところが好きで何度も見ている浮世絵だが、その中に「日本橋」がある。
日本橋の題材となった場所は東京の中央区にあり、今でも「日本橋」という名称だ。
ありがちだが、浮世絵の日本橋の場所が見たくて現在の日本橋を訪れた。
日本橋、浮世絵と現在のようす

浮世絵の日本橋は太鼓橋が描かれ、木造の橋を往来する庶民の姿や野良犬など、当時のようすが生き生きと表現されている。
人間味があり風情を感じるが、今では様変わりしすぎていて、当時のようすは微塵も残っていない。
頭上に高架タイプの高速道路が走っていて、高架下は暗くて何だか陰気だ。
全然面影がないので場所を間違えたのかと思ったが、高架に「日本橋」とある。
期待はしていなかったけど、あまりにも無機質すぎて、がっかりした。
しかし、ご安心を。現在の日本橋にも魅力はある。
今の日本橋には橋の両側に街灯が立っている。
この街灯が見もので、獅子と幻獣の麒麟が街灯下に鎮座している。
細かな部分まで表現された見事な作品で、夜になると街灯の明かりが灯るため存在感が増す。
掲載した写真ではあまり魅力が伝わってこないが、勝手に日本橋の名所と思うほど気に入っている。
日本橋周辺のMAP
日本橋
(所在地 東京都中央区日本橋1-1-1近く)
■日本橋までの距離(徒歩の場合)
・三越前駅…約 0.212km(02分)
・日本橋駅…約 0.272km(03分)
観光情報についての参考サイト
■東京国立博物館 研究情報アーカイブス
https://webarchives.tnm.jp/
→『東海道五十三次 日本橋』(歌川広重/江戸時代)
→※注意※ 記事内の画像はサイズなどを加工・修正しています
■中央区観光協会
https://www.chuo-kanko.or.jp/
■中央区 公式サイト
https://www.city.chuo.lg.jp/
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト