日本三大大仏の「鎌倉大仏」【神奈川県】

鎌倉大仏(鎌倉市)

鎌倉大仏
鎌倉大仏(神奈川県鎌倉市)

日本三大大仏のひとつにもなっている「鎌倉大仏」は、古くから名所として知られている。

三大大仏といえば「奈良の大仏」と「鎌倉の大仏」は有名で、二つは確定しているが最後の一つは決まっておらず、いくつか候補の大仏様がいるようだ。

「日本三大」の呼称が付く名所は人気があり、鎌倉大仏にも大勢の人が訪れる。

休日となると境内は大勢の人で混雑している場合が多く、人を見に来たような気分になるので、ゆっくりと拝観したいなら来訪者が少なくなる平日がいい。

巨大な鎌倉大仏

鎌倉大仏
鎌倉大仏(神奈川県鎌倉市)

境内を散策していて初めて気づいたこともあった。

鎌倉の大仏の背後へ回ったとき、大仏様の背には窓があって開け放されていた。

これまで正面姿の写真しか見たことがなく、背中に窓があるなんて想像もしていなかったものだから意外なものを発見できて得した気分になった。

大仏様の顔と入場券

鎌倉大仏
鎌倉大仏と入場券(神奈川県鎌倉市)

別料金が発生するが大仏胎内の見学ができるようになっている。

大仏胎内は撮影禁止となっていたので写真は撮れなかったが、内部は空洞なので思っていたより広かった。

リーフレットが入手できず、詳細をあまり知ることができなくてちょっと物足りなかったが、入場券の裏には次のように書かれていた。

鎌倉大佛の名で親しまれている高徳院の本尊、国宝銅造阿弥陀如来坐像は、一二五二(建長四)年から十年前後の歳月をかけて造立されたとみられる。
制作には、僧浄光が勧進した浄財が当てられたという。
鋳工として丹治久友、大野五郎右衛門の名を記す史料もあるが、原型作者も含め、創建の関わる事情の多くは謎に包まれている。
尊像を収めていた仏殿は、一三三四(建武元)年と一三六九(応安二)年に大風で損壊したらしい。
十五世紀以後、同仏像が再建された形跡は認められない。

台座を含む総高 約一三.四m/仏身高 約一一.三m/重量 約一二一t
鎌倉大佛殿 高徳院


鎌倉大仏は歴史が古く、むかしから名所として知られている。

年月とともに傷みが発生するので何度も修繕されているが、大切にし後世まで残っていることに感動する。

大仏は造りが細かく、表情に髪型、手の形状などはもとより、衣のしわまで表現されていて、むかしの職人さんの腕の良さには驚いてしまう。

来訪者が多くて落ち着かないかもしれないが、やはり立ち寄ってほしい名所のひとつだ。

鎌倉大仏周辺のMAP

高徳院 ~鎌倉大仏~
(所在地 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28)

■鎌倉大仏までの距離(徒歩の場合)
・長谷駅…約 0.66km(08分)
・鎌倉市役所…約 1.44km(18分)

■鎌倉大仏までの距離(車の場合)
・鎌倉市役所…約 1.35km(05分)
・神奈川県庁…約 22.1km(49分)

観光情報についての参考サイト

鎌倉大仏殿 高徳院

鎌倉INFO
鎌倉市観光協会のサイト

かまくら観光
鎌倉市役所のサイト

鎌倉市
公式サイト