開かれた門から見えた願行寺のたたずまいにひかれて散策(文京区)
文京区を街あるきしていると門前に立つ大きな木と石碑が目にとまった。
歴史がありそうなたたずまいが気になり、開かれた門から奥へ目をやると朱色の堂と複数の石碑のようなものが見えた。
なぜかひかれ、そのまま境内へ足を踏み入れていた。
文豪の森鴎外とゆかりのある願行寺
願行寺はたまたま訪れたのでどんなお寺なのかは全然知らない。そこで由来などの説明板を探してみたけど残念ながらなかった。
由来はなかったが説明板がいくつか設置されており、説明を読むことで歴史にふれることができた。
気になっていた石彫りの仏像の前には次のような説明があった。
西国札所観音霊場仏塔
江戸時代観音札所の巡拝は流行したが、一般の人々の巡拝はなかなか困難であった。庶民のこの信仰を助けるため、この仏塔を拝むことで西国巡礼の徳が成満されることを祈念して建てられた。天保十一年(一八四〇)篤信者丸井新兵衛が領主となり当山第十七世顔誉上人の代に建立された。上に十三仏を配し下に三十三観音像が、その寺院名と所在地とともに刻されている。
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欠けていたり修復されているものもあるけど、江戸時代からの仏塔が現在でも残っていることに感動した。
また彫りこんでいる仏像は、表情やポーズが一つひとつ異なっていたので見ていて全然飽きなかった。
あとで調べてわかったが願行寺は「森鴎外」とゆかりがあるらしい。
文京区の公式サイトに「文の京の旅」というページがあり、「森鴎外ゆかりの地コース」の中で願行寺が含まれている。
これから訪れる予定の方は、先に文京区のサイトで情報収集しておくとより街あるきが楽しめるかもしれない。
願行寺について
願行寺
(所在地 東京都文京区向丘2-1-5)
■願行寺までの距離(徒歩の場合)
・東大前駅…約 0.272km(03分)
観光情報についての参考サイト
■文京区観光協会
https://b-kanko.jp/
■文京区 公式サイト
http://www.city.bunkyo.lg.jp/index.html
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト
https://www.gotokyo.org/jp/index.html