一度消えた池が復活! 江戸名所にも登場する姿見の池【東京都】

バードウォッチングもできる姿見の池(国分寺市)

姿見の池(東京の名湧水57選)
姿見の池(東京都国分寺市)

池があるなら野鳥に会えるかもと考え、立ち寄ったのが「姿見の池」。小さな公園をイメージしていたけど東京都の緑地保全地域に指定される珍しい場所だった。

緑地保全地域
 「樹林地、水辺地等が単独で、又は一体となって自然を形成している市街地の近郊の地域で、その良好な自然を保護することが必要な土地の区域」のこと。
(東京都環境局より抜粋)

じっくり観察すれば鳥だけでなく動物にも会える?

姿見の池(東京の名湧水57選)
姿見の池(東京都国分寺市)

西国分寺駅から徒歩圏内の場所に姿見の池はある。たいていの駅は建物が密集しているけど、緑地保全地域なので自然豊かなエリアになっていた。

冬に訪れたので植物は寂しげだった。でも池にはちゃんと野鳥がいてバードウォッチングを楽しんでいる人を見かけた。

地域の人たちの散歩コースになっているようで多くの人たちとすれ違った。

池周辺は散策路があるので歩きやすく、きれいに整備されていて気持ちよく観察できる。説明板も設置されていて次のように紹介されていた。

姿見の池とその伝承

姿見の池は、かつて付近の湧水や恋ヶ窪用水が流れ込み、清水を湛えていました。その名の由来は、鎌倉時代、恋ヶ窪が鎌倉街道の宿場町であった頃、遊女達が朝な夕なに自らの姿を映して見ていたという言い伝えによります。また、この池は「一葉松」の伝承の中にも登場します。源平争乱の頃、遊女の夙妻大夫と坂東武者で名将といわれた畠山重忠とが恋に落ちました。ところが太夫に熱をあげるもう一人の男がいて、その男は重忠が平家との西国の戦で討ち死にしたと嘘をつき、あきらめさせようとしましたが、深く悲しんだ太夫は姿見の池に身を投げてしまったと言い伝えられています。

更に時代が下がって、江戸時代に描かれた「江戸名所図会」に、このあたりの風景が道興准后の歌を添えて登場しますが、その中に姿見の池らしきものが描かれています。

このような伝承に彩られた姿見の池は、昭和四十年代に埋め立てられましたが、平成十年度、環境庁及び東京都の井戸・湧水復活再生事業費補助を受け、昔の池をイメージして整備しました。また、ほかに湿地、用水路、水辺林等を、周辺の東京都指定「国分寺姿見の池緑地保全地域」の雑木林等と一体となるよう整備し、かつての武蔵野の里山自然を回復し保全してゆくものです。

国分寺姿見の池緑地保全地域
姿見の池(東京都国分寺市)

冬は落葉するので見晴らしがよくなる。しかし動物にしてみれば身を隠せなくなるので居づらいのかもしれない。あちこち見たけど動物の気配は感じられなかった。

春がきて緑が芽吹いていくと隠れる場所が増えていく。季節によっては野生動物を見ることができるかもしれないと思った。

【おまけ】ご当地マンホール「カワセミ」発見

カワセミ(国分寺市制施行50周年)
ご当地マンホール「カワセミ」(東京都国分寺市)

池の周辺を散策していたら偶然、デザインマンホール蓋を見つけた。

ちょっと汚れていたけど「国分寺市制施行50周年」と書かれていて、カワセミがデザインされているマンホールだった。カワセミは国分寺市の「市の鳥」らしい。

姿見の池に設置されているので、もしかしたらここでもカワセミの姿を見ることができるのかもしれない。

カワセミ(国分寺市制施行50周年)
ご当地マンホール「カワセミ」(東京都国分寺市)

姿見の池について

姿見の池  ~国分寺姿見の池緑地保全地域~
(所在地 東京都国分寺市西恋ヶ窪1-8-7)

■姿見の池までの距離(徒歩の場合)
・西国分寺駅…約 0.388km(04分)

観光情報についての参考サイト

■こくぶんじ観光 まちづくり協会
https://bunjikanko.com/
 国分寺市観光協会

■国分寺 公式サイト
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/index.html

■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
 東京の観光公式サイト

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