ロケットが描かれたご当地マンホールが10個以上!(国分寺市)


デザインマンホールを10個以上見ることができる。しかもロケットが描かれていて、すべてデザインが異なっているのは珍しいことだ。
ロケットが描かれたマンホールは14種類ある(ロケット12種類+60周年+70周年)。すべて国分寺駅から徒歩圏内にあって、まとめて探すことができる。
これは行くべきだと思い、さっそく国分寺市のご当地マンホールを見に行ってきた。
科博で見たペンシルロケットのデザインマンホール蓋もあった

ロケットがデザインされているご当地マンホールの存在を知るまで国分寺市がロケットと関連があると知らなかった。
国分寺とロケットの関係はロケットマンホールめぐりのスタート地点にある「ロケットマンホール」の案内板に書かれている。できれば最初に読んでいてほしいところだ。
ここからロケットマンホールを一つひとつ紹介していく。
国分寺駅から近い順で写真を載せていくので、先に掲載した「ロケットマンホール」の案内板も参考にしながら読み進めていくとわかりやすいかもしれない。
01 ペンシルロケット水平発射実験70周年記念

ロケットマンホールよりも先に設置されているのは、70周年記念のマンホール。国分寺駅すぐのところにあってブルー系なので見つけやすかった。
「ペンシルロケット水平発射実験70周年記念」はスタートは北口エリアの歩道に設置されている。

02 イプシロン

国分寺駅をでて北に行くと本町二丁目交差点がある。交差点を右に曲がってすぐのところに「ロケットマンホール」の案内板がある。
案内板はこれからめぐっていくデザインマンホールを紹介している。マンホールのことをロケットの絵で描いているのが洒落ている。おおよその位置がつかめるので目を通しておくと探しやすくなる。
ロケットマンホールの1本目「イプシロン」は案内板の前に設置されていた。

03 H-IIB

イプシロンが設置されている歩道を進むと、次は「H-IIB」のマンホールがある。

04 H-IIA(標準型)

H-IIBから先へ行くと「H-IIA」がデザインされたマンホールが設置されている。
H-IIAに「(標準型)」と書いてあったことが気になった。JAXAのサイトでロケットを検索してみると、いろんな種類がでてきた。わざわざマンホールに記載があるのは間違わないための親切心のようだ。
ロケットマンホールにはすべて短い文でロケットを紹介している。読みながらマンホールをめぐると楽しみが増すかもしれない。

05 J-1

H-IIAの次にあったのは「J-1」。ロケットマンホールは近距離で設置されているから探しやすくて助かる。次のマンホールもすぐ先にあった。

06 H-II

J-1の次は「H-II」が描かれたマンホールだった。
本町二丁目交差点からここまで同じ歩道を歩いてきて、5種類のロケットマンホールを見ることができた。

この地点で国分寺本町一丁目交差点に着いた。次は交差点の横断歩道を渡って、残りのロケットマンホールをめぐっていく。
07 N-I

国分寺本町一丁目交差点の横断歩道を渡ってすぐの場所に「N-I」は設置されていた。
学校が近いためかこの通りは歩行者が多く、写真を撮るときは注意が必要だった。

08 M-V

早稲田実業学校に向かうかたちでゆるい坂道を歩いていくと「M-V」が設置されていた。

09 M-4S

M-Vの次は「M-4S」が設置されていた。
この歩道でもロケットマンホールは近い距離に配置されているので探しやすくて助かる。

10 L-4S

さらに坂を上っていくと「L-4S」があった。
ご当地マンホールは同じデザインを使っている場合が多い。でもロケットマンホールは一つひとつ違うロケットが描かれているから見るのが楽しい。

11 ペンシルロケット

「ペンシルロケット」のマンホールは感動した。
かなり前に科学博物館で『空と宇宙展』が開催されていたので見に行った。そのときにペンシルロケットの展示を見て、こんな小さな物がロケット開発に影響を与えたと知り、驚いた覚えがある。
忘れていたけどマンホールを見たことで思い出し、写真を探してみたらやっぱり残していた。
科博で見た「ペンシルロケット」

「日本の宇宙開発発祥の地」

ペンシルロケットのマンホールの先にあったのは「日本の宇宙開発発祥の地」の石碑だった。
記事の始めに載せた「ロケットマンホール」の案内板に書いてあったけど、国分寺がロケットで有名なのはこの発祥の地に由来している。
『昭和30年4月12日、国分寺町(当時)の新中央工業跡地(現在の早稲田実業学校)で、東京大学生産技術研究所の糸川英夫教授らが日本初となるロケットの水平発射実験を行い、その後のロケット開発にこの実験データが有効に活用されました。』
※「ロケットマンホール」案内板より抜粋
石碑は早稲田実業学校の前に設置されていて、この石碑からもロケットの歴史を知ることができる。マンホールめぐりと一緒にロケットについても学ぶことができるから飽きなくていい。
石碑まで来たらここから折り返しになる。向かいの歩道に渡って、国分寺駅へ戻りながら残りのロケットマンホールをめぐっていく。
12 ペンシルロケット水平発射実験60周年記念

横断歩道を渡ってすぐにあったのは「ペンシルロケット水平発射実験60周年記念」のご当地マンホールだった。
かわいらしいキャラクターは国分寺市のイメージキャラクターで「ぶんじほたるホッチ」。よく知らなかったので調べてみたら国分寺市のみに生息する新種のホタルがモデルとのこと。
ご当地マンホールを探しにきたのに、国分寺市に貴重なホタルがいることもわかって実りが多かった。

13 N-II

ホッチの次は再びロケットが描かれてるマンホールに戻った。
ロケットマンホールは12種類あって、そのうち10種類は見てきた。残りは2種類で、先に「N-II」が描かれたマンホールが登場した。

14 H-I

国分寺本町一丁目交差点に戻ってきた。横断歩道の近くにあった最後のロケットマンホールは「H-I」だった。
これで国分寺駅周辺にある14種類すべてのデザインマンホールを見てきたことになる。
ご当地マンホールの写真コレクションが増えたことにプラスして、ロケットのことをいろいろ知ることができて楽しかった。

関連する記事
駅に隣接「国分寺市案内所」

初めて国分寺駅周辺を散策するなら、先に立ち寄ったほうがいいのは案内所かもしれない。
案内所には国分寺市の観光用のリーフレットが置いてあるし、大きな市内マップもあって名所がわかりやすい。情報収集してみたら思わぬ発見もあるかもしれない。
国分寺にあるロケットマンホールについて
国分寺駅の北口エリアから早稲田実業学校までの歩道に設置
■ロケットマンホール案内板までの距離(徒歩の場合)
本町二丁目交差点
・国分寺駅…約 0.187km(02分)
■早稲田実業学校までの距離(徒歩の場合)
「日本の宇宙開発発祥の地」
・国分寺駅…約 0.498km(06分)
観光情報についての参考サイト
■こくぶんじ観光 まちづくり協会
https://bunjikanko.com/
国分寺市観光協会
■国分寺 公式サイト
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/index.html
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
東京の観光公式サイト