コワイ過去をもつ鬼子母神を祀っているがいる雑司ヶ谷 鬼子母神堂(豊島区)

雑司ヶ谷 鬼子母神堂は、「鬼子母神」という名前の珍しさが気になってネットで検索したことが存在を知ったきっかけ。
調べてみると、もともとはインドの夜叉神の娘で、人の子を食べるため人々からは恐れられていたが、お釈迦様が彼女を諭したあとは安産・子育ての神様となり、人々に崇拝されるようになったという。
その伝承の鬼子母神が祀られている雑司ヶ谷 鬼子母神堂へ参拝してきた。
※内容を一部削除しました(2020年8月)
記事の中で
“雑司ヶ谷 鬼子母神堂は日本の小説家・夏目漱石の『こころ』という作品の中で登場している”
と書いていましたが、のちの情報で違う場所だったと分かりました。
そのため誤っていた文章を削除しました。
雑司ヶ谷 鬼子母神堂のようす

雑司ヶ谷 鬼子母神堂には、平日に訪れたのでほかに参拝者の姿はなく、ゆっくりと参拝できた。

落ち着いた静かな空間に拝殿はあり、歴史を感じさせる趣があり、長居したくなる場所だった。
雑司ヶ谷 鬼子母神堂の狛犬

雑司ヶ谷 鬼子母神堂のイチョウ
雑司ヶ谷 鬼子母神堂は、都心部にあるわりには広い境内で緑も多く、意外だった。
境内でとくに目を引いたのは大きなイチョウで、近くには説明板もあり、次のように書かれていた。
雑司ヶ谷鬼子母神のイチョウ 東京都指定天然記念物
所在地…豊島区雑司ヶ谷三丁目一五番二○号 法明寺鬼子母神境内
指 定…昭和三一年八月二一日
イチョウ(銀杏・公孫樹)は、一属一種のイチョウ科に属する、裸子植物の落葉高木である。耐寒大暑性があり、社寺の境内樹・庭園樹・公園樹・街路樹などに広く植栽されている。中国原産といわれ日本へは、遣唐使の帰国によってもたらされたという説もある。雌雄異株で、四月に開花し一○月に種子(銀杏)は成熟し、黄葉する。
樹高三○メートル、幹周八メートルの雄株で、都内のイチョウでは、麻布善福寺のイチョウに次ぐ巨樹であり、樹勢は盛んである。応永年間(一三九四~一四二八)に僧日宥が植えたと伝えられている。古来『子授け銀杏』と言われ、戸張苗堅の『櫨楓』によると、婦人がこのイチョウを抱く光景がみられ、注連縄を張るようになったのは、文政年間(一八一八~二九)の頃という。
平成二年一二月二七日建設/東京都教育委員会
フクロウのベンチ

境内にはフクロウのオブジェ付きのベンチも用意されていて、休憩できるようになっていた。
フクロウは、どうやらマスコットキャラのようだ。
入手した雑司ヶ谷 鬼子母神堂と法明寺のリーフレット


入手した雑司ヶ谷 鬼子母神堂のリーフレットには詳しい歴史や伝承などが書かれて勉強になった。
雑司ヶ谷 鬼子母神堂の境内にあった駄菓子屋

雑司ヶ谷 鬼子母神堂では嬉しい出会いがあった。
境内に建物があったので気になって行ってみると、むかしはよく見かけた駄菓子屋だった。

なつかしいお菓子がたくさん並んでいて子どもの頃のようにウキウキした。
雑司ヶ谷 鬼子母神堂周辺のMAP
雑司ヶ谷 鬼子母神堂
(所在地 東京都豊島区雑司が谷3-15-20)
■雑司ヶ谷 鬼子母神堂までの距離(徒歩の場合)
・雑司が谷駅&鬼子母神前駅…約 0.255km(03分)
・目白駅…約 0.845km(10分)
観光情報についての参考サイト
■豊島区
公式サイト
■GO TOKYO
東京の観光公式サイト