美しい彫刻があちこちにある田無神社【東京都】

神社の境内には龍の彫刻が複数(西東京市)

田無神社
田無神社(東京都西東京市)

田無駅周辺を街あるきをしたときに田無神社も参拝した。1月中旬を過ぎたころに訪れたけど、遅い初詣なのか参拝者は多かった。

公式サイトを見ると龍の彫刻があるというので境内を探して歩いた。どうやら人気があるようで人だかりができているからすぐに探せた。

文化財だけじゃない。ビオトープもある田無神社

ビオトープ(龍神池)
田無神社(東京都西東京市)

田無神社の公式サイトをみて、龍神池というビオトープがあることを知った。ふだんは身近で生き物を見る機会がないのでわくわくしながら見に行った。

残念なことに連日の寒さで池には氷が張っていて観察できなかったけど、サイトによれば小さな生き物たちがいるらしい。

次に訪れるときに再度チェックしようと思う。

田無神社の狛犬たち

古いものが好きで社寺を訪れている。田無神社には文化財に指定されているものが複数あり、その中でも本殿・拝殿の彫刻には感動した。

境内には説明板もあって、次のように紹介されている。

田無神社本殿・拝殿

東京都指定有形文化財(建造物)

田無神社は、鎌倉時代の創建と伝えられ、尉殿(じょうどの)権現社と呼ばれていましたが、明治五年(一八七二)の神仏分離令により田無神社と改称されました。また、もとは田無村字谷戸に鎮座していましたが、江戸時代初期に青梅街道が整備されると、街道に近い現在地に遷座されました。本殿は、桁行一・二m、梁間一・三mの入母屋造で正面と背面には千鳥破風を付け、前面の向拝は唐破風仕上げとしています。なによりもこの本殿を特徴づけるのは、扉、壁板、脇障子のいたるところに彫刻を施し、細部にまで地紋彫りを配するなどの優れた技巧にあります。安政六年(一八五九)、大工棟梁鈴木内匠と彫工嶋村源蔵(俊表)によって竣工していますが、江戸の堂宮建築技術が到達した高度な水準を示す社殿です。拝殿は桁行七・三m、梁間六・四mの入母屋造で、正面は千鳥破風を付け、前面の向拝は唐破風仕上げとしています。拝殿の建築年代については、前後殿境の透し欄間の裏側の墨書から明治八年(一八七五)に建築されたことがわかりました。当時まだ江戸時代の優れた技量が保持されていたことを示す遺構です。

平成二三年三月 建設/東京都教育委員会

所在地 西東京市田無町三-七-四
指 定 平成一二年三月六日

龍と霊鳥(田無神社)
田無神社(東京都西東京市)

ビルなど現代の建物も魅力的だけど、彫刻がある木造建物が一番魅かれる。

技術が発達した現在だと機械で作れるかもしれないが、田無神社の彫刻は人の手で作られている。

時間をかけて細かい部分までていねいに彫られたと思うと素直に感動し、たくさんの躍動的な彫刻に見とれていた。

黒龍神(田無神社)
田無神社(東京都西東京市)

田無神社には木彫りのほかに石彫りの龍たちも鎮座している。赤龍・白龍・青龍・黒龍の龍神像があり、人気のスポットになっている。

ほかに撫龍や子育て犬があったり、生きている烏骨鶏もいたりする。すてきな神社なので田無へ行くことがあれば参拝してみるといいかもしれない。

田無神社のリーフレット

田無神社のリーフレット
田無神社リーフレット

田無神社について

田無神社
(所在地 東京都西東京市田無町3-7-4)

■田無神社までの距離(徒歩の場合)
・田無駅…約 0.667km(08分)

観光情報についての参考サイト

■田無神社
https://tanashijinja.or.jp/

■西東京市 公式サイト
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/

■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
 東京の観光公式サイト

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