木々に囲まれた中にたたずむ世田谷八幡宮【東京都】

穏やかな空気が流れる世田谷八幡宮(世田谷区)

世田谷八幡宮
世田谷八幡宮(東京都世田谷区)

世田谷といえば住宅が密集しているエリアになっていて、自然が少ないというイメージがある。

だからこんもりと木々が茂っていると、神社や寺を探すときの目印になる場合がある。

宮の坂駅のすぐ近くに鎮座している世田谷八幡宮も、思っていたとおり木々に囲まれる中に鎮座していた神社だった。

世田谷八幡宮のようす

世田谷八幡宮
世田谷八幡宮(東京都世田谷区)

平日の神社は静かで落ち着く。昼間に参拝した世田谷八幡宮はほかの参拝者の姿はなく、ゆっくりと境内を散策できた。

神社には由緒が書かれた説明板があり、次のように紹介されていた。

世田谷八幡宮

世田谷八幡宮は、寛治五年(一〇九一)源義家が奥州からの帰途、この世田谷の地に寄り、戦勝を感謝し創建されたと伝えられています。

天文十五年(一五四六)八月に、世田谷城主・吉良頼貞(のち頼康と改名)が社殿を修築造営した時、備前雲次太刀を一振寄進し、吉良氏領内第一の神社として尊崇されました。

天正十八年(一五九〇)、吉良氏と婚姻関係にあった小田原北条氏が豊臣秀吉によって滅ぼされた後、徳川家康が関東に入国し、翌十九年、家康は世田谷八幡宮の旧領十一石を朱印地としました。

明治維新後の明治五年(一八七二)、郷社となり、この時、社名を宇佐神社と改めましたが、太平洋戦争後、もとの世田谷八幡宮に復しています。

毎年九月の例祭に境内土俵で催される奉納相撲は、世田谷の恒例行事として親しまれてます。

平成二十七年三月 世田谷区教育委員会

世田谷は変わった神社や寺があっておもしろい。線路を挟んだところに豪徳寺があり、こちらの寺は招き猫発祥の地ともいわれている。

史跡があちこちにあるだけでなく、路面電車が走っている珍しいエリアにもなっているので、時間をかけてゆっくり街あるきをしていくつもりだ。

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世田谷八幡宮について

世田谷八幡宮
(所在地 東京都世田谷区宮坂1-26-3)

■世田谷八幡宮までの距離(徒歩の場合)
・宮の坂駅…約 0.110km(01分)

観光情報についての参考サイト

■エンジョイ! SETAGAYA
公式観光情報サイト|公益財団法人 世田谷区産業振興公社
https://www.kanko-setagaya.jp/

■世田谷区 公式サイト
https://www.city.setagaya.lg.jp/

■GO TOKYO
東京の観光公式サイト
http://www.gotokyo.org/jp/