クジラを見て驚いた歴史がある利田神社(品川区)

品川区を街あるきするため情報収集していたら奇妙な出来事を見つけた。
江戸時代、品川沖に体長約16.5メートルのクジラが迷いこんだそうな。そのクジラを見て大騒ぎになり、このときのことを『寛政の鯨』と呼んでいる……とのこと。
これだけなら読み物で終わるけど、品川にはそのときのクジラを供養する碑が残っているという。
『寛政の鯨』を調べると、当時のクジラを描いた「羽田沖漂着鯨の図」もでてきて、がぜん興味がわいたので歴史を見に行くことにした。
クジラの供養碑がある利田神社

『寛政の鯨』の供養碑が品川区の利田神社に設置されていると知って参拝してきた。
場所は神社との情報だったけど拝殿の近くにはなく、神社の隣に設けられている駐車場のようなところにあった。
鯨碑は高さ1.03メートル、幅1.53メートルと思っていたよりサイズが大きいのですぐに気づく。近くに説明板があり、詳細を知ることができてよかった。

寛政の鯨に関係している利田神社は小さな神社だった。扉が閉まっていたので普段は無人の神社なのかもしれない。
神社について調べたところ、弁財天を祀ったことが始まりといわれていて、浮世絵にも描かれている有名なところだった(例:『洲崎弁天境内』)。
史料に登場する場所を訪れることができ、感慨深い街あるきになった。
鯨碑のすぐ前は公園でクジラのモニュメントがあってほっこりする。公園は通りに面していて目にとまる。参拝するときの目印にするといいかもしれない。
利田神社について

利田神社
(所在地 東京都品川区東品川1-7-17)
■利田神社までの距離(徒歩の場合)
・北品川駅…約 0.413km(05分)
・品川駅…約 1.03km(12分)
観光情報についての参考サイト
■しながわ観光協会
https://shinagawa-kanko.or.jp/
■品川区 公式サイト
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/
■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
東京の観光公式サイト