「猫の家」と呼ばれる夏目漱石旧居跡【東京都】

夏目漱石旧居跡(文京区)

夏目漱石旧居跡(猫の家)
夏目漱石旧居跡(東京都文京区)

夏目漱石は日本の小説家、個人的に好きな作家さんでいくつか作品を読んでいる。

東京には夏目漱石が過ごしていたゆかりのある地がいくつかあるが、そのひとつ「猫の家」と呼ばれる地へ行ってきた。

夏目漱石旧居跡「猫の家」のようす

夏目漱石旧居跡(猫の家)
猫の家~夏目漱石旧居跡~(東京都文京区)

ゆかりの地を訪れるとよくあるけど何も残っていないことが多い。

今回訪れた「夏目漱石旧居跡」もだけど当時を思わせるものは残っていない空間だった。

ただ壁の上に猫の彫像があり、通称となっている「猫の家」と分かるような部分を作っていた。

ほかに説明板もあったが物足りなさを感じた。

夏目漱石旧居跡(猫の家)
夏目漱石旧居跡(東京都文京区)

猫の家は、情報がなければ空き地としか認識できずに通り過ぎてしまいそう。

でも説明板があるので、かろうじて場所が分かるようになっている。

説明板では次のように紹介されていた。

夏目漱石旧居跡(区指定史跡)
日本医科大学同窓会館 文京区向丘2-20-7

夏目漱石 本名・金之助。慶応3年~大正5年(1867~1916)。小説家。この地に、漱石がイギリス留学から帰国後の、明治36年3月から39年12月、現在の西片1丁目に移るまで、3年10か月住んだ家があった。(家主は東大同期の斉藤阿具氏)
当時、東京帝大英文科、第一高等学校講師として教職にあった漱石は、この地で初めて創作の筆をとった。その作品『吾輩は猫である』の舞台として、”猫の家”と呼ばれ親しまれた。
この地で、『倫敦塔』『坊っちゃん』『草枕』などの名作を次々に発表し、一躍文壇に名をあらわした。漱石文学発祥の地である。
漱石が住む13年程前の明治23年10月から1年余り森鴎外が住み、文学活動に励んだ。鴎外は、ここから団子坂上の観潮楼へ移っていった。
二大文豪の居住の地、漱石文学発祥の地として、近代文学史上の重要な史跡である。旧居は、愛知県犬山市の「明治村」に移築保存してある。

~郷土愛をはぐくむ文化財~ 文京区教育委員会 平成7年3月

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夏目漱石旧居跡(猫の家)周辺のMAP

夏目漱石旧居跡(猫の家)
(所在地 東京都文京区向丘2-20-7)
※日本医科大学同窓会(橘桜会館)のとなり

■夏目漱石旧居跡までの距離(徒歩の場合)
・東大前駅…約 0.651km(08分)
・千駄木駅…約 0.822km(10分)

観光情報についての参考サイト

■文京区観光協会
http://www.b-kanko.jp/

■GO TOKYO
https://www.gotokyo.org/jp/index.html
→東京の観光公式サイト